iMac Late2009,Mid2010,Mid2011。

この辺りの機種は2016年現在、ちょうどハードディスクの「寿命」を迎える時期に差し掛かっているようです。

「壊れたついでにMacを買い換えるから修理はしなくていいけど、データを取り出したい!」

「データは重要なものは全然ないから消えても構わないけど、Macが元通り起動できるようにしてほしい!」

「Macが起動できるようにして、データも取り出してほしい!」

など、ご依頼内容は様々です。

Macの修理とデータレスキューは、全く別の作業になりますので別料金となります。この点はご理解をお願いします。

修理料金は、どちらにしてもHDDの交換対応となりますので、パーツ代(HDD 500GB~1TB、温度センサー)、交換工賃込みで2万5千円程度です。

また、起動できなくなったMacからのデータレスキューは損傷レベルにもよりますが、概ね1万5千円~3万円くらいになります。

いずれも福岡市内及び近郊は出張お預かりと修理完了納品まで含めた料金となります。

以前、私の説明不足から、お客様にちょっと「?」な顔をされる事態になりましたので、改めてここでご説明をします。
Macを分解して壊れたHDDを取り出し、新品のHDDを取り付けて、Macが起動するようにする。これは「修理」です。取り出した壊れたHDDが無くてもMacは起動できるようになります。

そして、この壊れたHDDからデータを取り出す作業は「データレスキュー」という作業になります。

さて、やっと本題です(笑)

10月半ば以降、2週間の間に立て続けに11台のiMac修理依頼をいただきました。
iMacのハードディスクドライブ(以下HDD)の交換修理は確かに多いのですが、それと並んでビデオカードの故障による起動不良や電源ユニットの故障なども結構多いのです。
しかし、この2週間の間にいただいた修理依頼は、全てHDDの故障→交換でした。不思議なものですね。
別ページにも書いていますが、2009年以降のiMacは、HDDを交換する際に温度センサーの存在を無視出来ません。

業者によっては「温度センサーをショートさせる」という方法を取るところもあるようです(もちろんお客様へ説明はされてるでしょうが…)。これは一応ファンの暴走も無くて、使えることは使えるみたいですが、私はこの方法はやらずに、ちゃんとしたセンサーを使用します。

今回の一連のご依頼の症状についてですが…。

20161106_2
1.電源を入れると「ジャーン」と起動音がして、アップルマークが出て、その下にプログレスバーが途中まで伸びるけど、その先に進まない。もしくはグルグル回るマークが出たまま進まない。
20161106
2.電源を入れると「ジャーン」と起動音がして、フォルダアイコンに「?」が点滅する。

殆どが「1」「2」のどちらかの症状です。

「1」の場合は、HDDが劣化し始めていて、一部の領域が読み取りエラーを起こしていたりして起動障害が出ているパターンです。起動は無理でもユーザーデータはレスキュー出来る可能性大です。

「2」の場合は「OSが無いよ~」という状態です。つまりOSが入ってるHDDが認識出来ていないので、重度の物理障害という状態になっていて、ユーザーデータもレスキュー出来ない場合が多いです。

もちろん、上記どちらの場合も10台10色なので個別に調査しないと損傷のレベルはわかりません。

HDDの劣化による起動不良は、どんなにソフト的に頑張ってみても何の効果もありません。

そればかりか、あれこれ試せば試すほど、データレスキュー出来る可能性がどんどん下がって行きます。

とりあえず、幸運にも(?)このページに巡り合ったのでしたら、今すぐお電話を!

 

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