数年前に仕事で使うため、ビデオカメラを購入しました。
ハイビジョン対応のカメラがボチボチ普及価格帯で出回りはじめたころです。
撮影した素材は、最終的に4:3比、720*480のDVDビデオにするので、1,920*1,080のフルハイビジョンカメラである必要はありませんでした。
また、大勢の人の前で撮影するので、「ハッタリ」が必要でした(笑)。
予算内で探していると、まさにうってつけのモデルを発見しました。
VictorのGR-HD1という機種です。

どうですか?まるでテレビ局がサブ機として使う、ハンディカムみたいで、格好いいでしょ?
最近は、テープ記録の時代が終わりつつあり、映像は内蔵のハードディスクやSDカードなどに記録するタイプが圧倒的に増えてきて、そのおかげもあって、カメラ本体サイズがどんどん小さくなっています。
そんな流れの中にあって、このGR-HD1は圧倒的な存在感を見せ付けてくれています。
ただ、このモデルは、Victorが初めて作ったハイビジョンカメラで、現在主流になりつつあるmp4形式の1,920*1,080ハイビジョン(AVCHD)ではなく、mpeg-2形式の1,280*720簡易ハイビジョン(HDV)という、特殊な形式での記録です。
さて、なぜわざわざコレを今になって取り上げたかというと、価格が”変”なんです。
私が購入した時は、すでに生産終了していて、販売店がもってた在庫限りのヤツを、70,000円くらいで購入しました。
まぁ、そんなものかな、と納得のいく価格です。
ところが、最近になって、偶然とあるネットショップで、新品の在庫を持っているところが販売しているのを見かけたんです。
その価格、なんと250,000円!
「えぇっ!?」と思って、いろいろ調べてみると、間違いなく同じモデルで、数ヶ月前には300,000円以上で売られていたこともあったそうです。
潤沢に供給されていたころからの、連続した価格推移の資料は見つけることが出来ませんでしたが、ある時点で急に価格が高騰したらしいのです。
謎です。
この事実を知ってから、妙に自分が所有している「コイツ」が愛おしく思えてきました(笑)
正直言って、あまり性能がよくないんです。レンズも特に明るくないし、ハイビジョンモードで撮影すると、少しコマ落ちしたような、カクカクっぽい映像になるし…。(メーカーのサポセンの人も言ってました。「味」です、と!)
わたしも、それが「味」だと思えるような気分になってきました。
自主制作映画とか、コレで撮ると結構いい感じになるかも知れません。