KBCテレビから取材協力依頼!

先日の某旅行会社の情報漏えい事件の絡みで、福岡のKBCテレビが「旬のネタ」を取り上げようと、コンピュータのセキュリティに関して取材に協力してくれるPCトラブル対応業者を探していたそうです。で「今日取材して、明日の番組で使いたい!」という無茶な依頼を受けてくれる業者を片っ端から当たって、私のところへもお電話をいただきました。

何だかんだのやり取りの後、結局ご依頼を引き受けたのですが…。

「ランサムウェア=ransom ware」と呼ばれるウィルスがちょっと前まで猛威を振るっていました。日本語的に言うと「身代金ウィルス」となります。

実際に感染すると結構派手なことをやってくれるウィルスで、私が以前対応したものはいくつか亜種がある中の「LOCKY」という種類のモノでした。

郵便局からの不在連絡などを装ったメール(実際そんなの来るわけないんだけど)に、ZIP圧縮された添付ファイルが付いてて、それを開いてしまうとPC内のワード・エクセルファイルや、写真、音楽データなどがあっという間に暗号化されて開けなくなってしまいます。そして、デスクトップの壁紙を警告文の壁紙に勝手に変更してしまいます。警告文の内容は「ファイルを暗号化した。解除して欲しければ、お金を支払うのだ!」って感じです。

5月末くらいまでは、これにやられたらもうファイルの複合化は諦めてリカバリするしかない、とも言われていたのですが、現在(2016年6月中旬)はトレンドマイクロなどの報告を見ると「危険度:低」と分類されています。すでに暗号を解読する方法を確立したらしいです。すげ~!

取材そのものはテレビ的に「派手なやられ方」の画が欲しかったらしくて、どうなってもいいPCを準備して、故意にウィルスに感染させて、その様子を撮りたい!というのですが、そんなわざわざウィルスを飼ってるわけでもないしねぇ。

「予定の夕方までに頑張ってみます」と伝えて、一生懸命ウィルスを探したのですが、結局探そうとするときは見つからず…。

で、以前対応した時の「記念写真」を2枚ほどご提供して終わりました。ついでに来ていただいたディレクターさん、レポーターさん、カメラマンさんを相手にたっぷり2時間ほどPCセキュリティについて講義をして。

途中で「ちょっとこのお話、カメラ回そうか…」とか言い出したので「やめてくれ~!」とお断りしました。まじめな顔してこんな事について解説してる自分がテレビに映るとか…考えただけでゾッとします(-_-;)

翌日、放送を見ましたが、しっかり使われてましたよ、私の写真!

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ランサムウェアに感染するとこんな警告画面が!

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この真っ白なアイコンは、元々は全部写真ファイルです。拡張子が「.LOCKY」になっちゃってます。