家族共用で使っているパソコンに、高校生くらいの子どもさんが何やら設定変更して、何故かパスワードを新しく設定したけど、そのパスワードが何だったかがわからなくなって、Windowsにログオン出来ない、という状態になってしまったということです。

で、どうにか使えるようにして欲しいとのご依頼です。

Windowsのパスワードって、実は何のセキュリティにもなっていないと言われるほど「ザル」なんですよね。
具体的な方法を記載すると、悪用する人が出てくる可能性もあるので控えますが、4ケタまでのパスワードなら3分もかからずに解析できます。5ケタ以上になると解析するよりパスワードそのものを削除するほうが手っ取り早いです。

今回は5ケタ以上のようでしたのでパスワードを削除して、電源を入れると自動ログオン出来る状態にしてご返却しました。一旦お預かりして、翌日のご返却でした。

ところが次の日にまたこのお客様から「何か変なことをして『システムの復元』っていうのをやったら、またパスワードがかかった状態に戻ってしまいました(T_T)」とお電話が!

お客様のご自宅は宗像市、私のオフィスは糟屋郡宇美町なので、結構距離がありますが、最初のご依頼は、実はお客様がわざわざ持ち込みしてくださいました。

今回は、たまたま時間に余裕がありましたので、ご相談の結果、お客様宅との中間地点の某大型ショッピングモールの駐車場で待ち合わせて、そのまま車の中で再度パスワード解除して差し上げました。知らない人が見たら、ちょっと怪しい光景だったかも(笑)。

ちなみにMacの場合は、パスワード解析は難しいのですが、パスワードを強制的にリセットすることは可能です。

お話のついでになりますが、パスワードに関する話を少しだけ…。

パソコンを使用するにあたって「IDとパスワード」は避けては通れないものです。

「私は初心者なもので…(テヘッ)」という感じで使用されているお客様とお話ししていて良く遭遇する事態は、この「IDとパスワード」の意味と重要性がほとんどわかっていない、というケースです。

・Windowsログオンユーザー名とログオンパスワード
・自宅のインターネット接続用プロバイダの認証IDとパスワード
・自宅無線LANのSSIDと暗号化キー
・メールのユーザー名とパスワード
・ヤフオクや楽天ショッピングなどの、各種サービス会社ごとのIDとパスワード
・年賀状作成ソフトやウイルス対策ソフトの会社など、ソフト会社へのユーザー登録のIDとパスワード
・iPhoneやiPad、iTunesやMacを使う際に必要なiCloudのIDとパスワード(Apple ID)
・AndroidのスマホやGoogleのGmailサービスなどに使うGoogleアカウントとパスワード
などなどなど…

挙げていけばもっとありますが、上記は当然全部別のモノです。でもこの「別のモノ」という感覚がピンと来ない方が意外と多いんです。
「パソコンのパスワード」という、超ザックリとした覚え方(笑)をされてて、いざパスワードを入力するシーンで、自分が思ってたパスワードを入れても「パスワードが違います」ってなる!って感じで困っていらっしゃるのを良く見ます。

ほとんどのケースは、万が一パスワードを忘れてもきちんとした手順を踏んで正規の手続きをすればなんとかなりますが「相手」によっては、こういう仕事をしてる私でも頭が混乱するような複雑な手続きが必要なこともあります。

まぁ、色んなシーンでパスワードを忘れて困った!っていう時には、ご連絡ください。何とかします!

>>福岡市でMac/Windowsパソコン修理のART VISION TOPへ