トラブル対応:これまでの実例(抜粋)
■その1
ノートPCの液晶画面が割れた。~メーカー修理見積もり約8万円を2万円で対応
お預かりしてみると、バックライトが切れているだけでしたので、2万円で修理して差し上げました。使用した部品は、もちろん新品です。メーカー修理の場合は、周辺の正常な部品もセットで交換するので、必要以上に高くなるのは常識のようです。
■その2
突然立ち上がらなくなった。電源ボタンを押すと、ファンが回転したり、動作音はするのに、画面は真っ暗なまま。~メーカー修理見積もり4万円(データは全部消去)
大事なデータが入っているというので、お預かりして調べてみると、Windowsの起動に必要なファイルがある部分に不良セクタが発生し、それを読み取れなくなっていました。ハードディスクを交換し、データはほぼ全てバックアップが取れ、2万5千円で修理して差し上げました。
■その3
インターネットをしていると、突然「ご登録ありがとうございました。○日以内に、○万円ご入金下さい」という画面が出た。~奥様に知られたくない!
以前から懇意にしていただいている、すごくお堅い職業の知人から相談を受けました。典型的な詐欺商法で、比較的簡単に除去出来ました。知人なので、“お駄賃”として5千円いただきました(笑)。もちろん、この手の詐欺商法は一切無視して、支払う必要はありません。お気をつけ下さい!
■その4
最近、全ての動作が遅くなった。
子供の同級生のお母さんからの相談です。お預かりしてみると、「WinAntiVirusPro2007」という、いかにもきちんとしたウイルス対策ソフトに見せかけた、有名な迷惑ソフトにやられていました。しかも、ご丁寧に代金の振込みまで済ませてしまったそうです。自分でウイルスを流し込んでおいて「除去するにはこれをインストールしなければなりません」という、いわゆる「シロアリ商法」です。除去して、内容を説明してあげ、“気持ち”で3千円いただきました。
■その5
以前は見えていたエクセルのツールバーが無くなった!
何年も前からお付き合いいただいている、70歳でマラソンが趣味の元気なおじいちゃんです。エクセルのツールバーは、好みに応じて、表示・非表示を切り替えられるのですが、気がつかないうちに、非表示のボタンを触ってしまったようです。元通りにして差し上げ、代金の代わりに、畑で採れたジャガイモをたくさん頂きました!(^ ^;)
■その6
量販店に売っていない、目的に応じたオリジナルPCを造りたい!
最近は、オンライン対戦型の3Dゲームが大ヒットしています。市販のパソコンでは、残念ながら描画性能が低いものが多く、ゲームの動作がギクシャクしたものになりがちです。反面、必要のない他の機能がついていて、その分価格が高かったりします。そのため、いわゆる“自作”に走る方が増えていますが、なかなか敷居が高く、踏み出せない方もまた多くおられます。お客様のご紹介で、自作依頼を受け、メーカー製パソコンだと20万円代後半クラスの性能のマシンを15万円で製作いたしました。
■その7
購入当初から、動作がモタモタしている!
ほとんどのいわゆるメーカー製パソコン(量販店で展示されている有名メーカーの商品)は、快適な動作に不可欠な「メモリ」と呼ばれる部品が、必要最低限しか組み込まれていません。実際、裏ブタを空けてみると、ユーザーが増設することを前提に、メモリの差込口が、ひとつ空き状態になっているのが、標準です。しかも、この手のパソコンは、初期状態で、たくさんの自動起動ソフトが組み込まれていて、何もしていないのに、すでに実装メモリを上回って消費していることがザラにあります。別件修理でお預かりした際、5千円~1万円前後の追加で、多数メモリ増設も行っています。
■その8
「容量」が少なくなった!?
上記の“その7”で取り上げた、メモリとハードディスクの容量をごちゃ混ぜにされている方が、結構いらっしゃいます。ハードディスクは、データを保存しておく場所、それに対してメモリは、保存しているデータを、一時的に引っ張り出して広げる場所です。
よくハードディスクは本棚、メモリは机に例えられます。最近は、デジカメも画素数が増え、一枚の写真で3MB~5MBなども珍しくありません。そのため、たくさんの写真を保存すると、あっという間にハードディスクの容量を圧迫していきます。
私がパソコンを触り始めた頃(1990年代後半)は、1GB(ギガバイト)=1万円、といわれていました。ところが、現在は1TB(テラバイト:1,000ギガバイト)=5~6千円が相場です(デスクトップ用)。つまり、10年でついに2,000分の1に値下がりしたわけです。
※2019年の相場です。
(ノートPC用は若干割高になっています)
その他、多数の企業での業務用PCの設定・トラブル対応