今回のお客様は「事務所で使っているパソコンの容量が足りなくなった!」とのこと。
約10年前のWindows Xpマシンで、内蔵HDDは80GB、メモリ512MBという、今となっては懐かしいスペックです。でも、さすが某国産メーカーの法人モデルで、HDDやメモリ容量が少ない以外は、特に不具合もなくしっかり仕事をこなしています。
でも、システムが入っているCドライブの割り当てが20GBしかなく、現状空き領域が6GBしかありません。これでも、マイドキュメント内のデータをDドライブや外付けHDDへ移動したりして、どうにか確保した空き領域らしいです。
私からは、二つの方法をご提案しました。
1.CドライブとDドライブのパーティション区切りの位置をずらして、Cドライブの容量を拡げる。
2.HDDそのものを大容量のものへ換装する。
HDDは、常に高速回転して稼働しており消耗品なので、10年近く使っていればいつ壊れてもおかしくないから、とご説明し、大容量のHDDへ交換することにしました。
で、交換用の3.5インチ,IDE(P-ATA)接続のHDDを探したのですが…。
納期を2~3日いただければまだまだ普通に手に入るのですが、今回は昨日お預かりして今日納品、という1泊2日の強行スケジュールをご希望でしたので、博多駅近辺のパーツショップへと向かいました。
しかし! 読みが甘かったです。6件の店舗を回って、全滅。どのショップにも一つも在庫がありません。結局最後の一軒でメーカーリファービッシュ品(再生品)の250GBがかろうじてあったのみ。他の店舗は、一つも在庫がない状態でした。仕方なくそれを購入し、お客様に納期的な問題の事情をご説明し、コレで行くことになりました。
三日の納期をいただけていれば新品が手に入ったんですけどね~残念!
お預かりしたPCは、とてもメンテナンス性の良いケースで、ネジ一本外すこともなく内蔵HDDにアクセス・交換出来ます。以前の記事に書いたどこかのメーカーも見習って欲しいものです、全く。
このマシンは、SAMSUMG製の80GBディスクを採用していました。
新・旧両方のディスクをテスト用マシンへ接続し、基本的な動作チェックをして異常がないことを確認したうえで、一旦旧ディスクをもとに戻し、新ディスクをUSBで外付けディスクとして接続します。
そして、ディスクのクローン作成ツールにて丸ごとコピー。その際、Cドライブの割り合いを、旧環境時より多めに取るようマニュアルで変更。
元々のデータ量が少ないので約1時間で完了です。
後は、新旧のディスクを入れ替えて起動確認。無事動作することを確認しました。
今回は、新品のHDDをご用意出来なかったお詫びの意味も含めて、サービスで現状512MBだったメモリを倍の1GBへ増設して差し上げました。実はコチラの方がより快適な動作には効果がある重要なことなんですけどね。
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