いろんなベンチマークテストのソフトがありますが、テスト上の数値をいくら眺めても、相対的な性能の違いはわかっても、絶対的な処理速度ってのはイマイチ、ピンときません。
そこで、私は次のようなテストをたまにやります。Windowsマシンなら必ず付いてる「Windows ムービーメーカー」を使って、簡単なムービーを作り、その時間を比較するのです。
まず、「Windows ムービーメーカー」を起動し、これまたどのマシンにも必ず同じものが入っている、「マイピクチャ」→「サンプルピクチャ」(ショートカット)にある、任意の写真を一枚、読み込みます。
写真をタイムラインにドラッグアンドドロップして、右端をひっぱり、ちょうど1分の長さに伸ばします。つぎに、タイトルをのせます。今回は、白バックに文字の部分だけ抜いた感じのタイトルをのせました。
moviemaker.jpg
このタイトルも、写真に合わせて一分の長さにします。
出来上がりは、右から左へ流れる、画面全体を覆う白帯のなかに文字の形だけ背景の写真が見えてるという単純なものです。
これを、初期設定のまま書き出し、その書き出しにかかる時間を比べるのです。
moviemaker2.jpg
さて、ここからが本題です。
今回は、手近な4機種で比較してみました。
★macbook white MC240J/A上のWMWare Fusion 2.0内での、
 仮想環境のWindows XP Professional SP2
 あえてProfessionalを使っているのは、仮想マシン上でデュアルコアを認識出来るからです。
 コレにメモリを1GB割り当て。
★Sony Vaio VGN-SZ52B/B
 Core Duo 1.66GHz メモリ2GB HDD:120GB
 現在のほぼ”メインマシン”です。
★自作PC
 リビングでテレビパソコンとして使ってる、余り部品で作ったデスクトップ機。
 Celeron D 352 3.2GHz メモリ1GB HDD:500GB
★最後に、上記のmacbookのbootcampパーティションのWindows Vista Ultimate
 Core 2 Duo 2.13GHz メモリ4GB(実際の使用可能量は3GBのはず?) 
 これはもちろんmacbookのスペックそのままです。
結果は、以下の通り。
VMWare上のWindows XP~22秒
Vaio~33秒
自作機~54秒
bootcamp上のVista~41秒
正直、びっくりしています。
Vistaとはいえ、ほぼネイティブで動作しているCore2Duoマシンより、仮想環境上のXPの方がほぼ2倍のスピードで処理出来ていることになります。
念のため、全部2回ずつ計測しました。
一番お気に入りのVaioは、ちょっと残念な結果ですが、まぁモバイル用途がメインですから、ビデオ編集が速くなくても…。
しかし、恐るべし!なのは、VMWareの仮想化技術なのか、…たぶんそうですね。
もう、Windowsマシン、要らないじゃないですか、マジで。

>>福岡市でMac/Windowsパソコン修理のART VISION TOPへ