今回は、久しぶりに仕事らしい内容です。
この一ヶ月間くらいの間に、「パソコンの電源が入らなくなった!」と3件のお電話をいただきました。結構珍しい頻度です。これまでは、ほとんどがいわゆるソフトウエア的なエラーが圧倒的に多かったんですが。
お預かりしてみると、3件とも同じ症状でした。早い話が、電源ユニットが壊れてたわけです。そりゃ電源は入りませんね。
まぁ、普通に考えれば、ある日突然、電源ボタンを押しても、ウンともスンとも言わなくなったら、「パソコンが壊れた!」と思います。この時、自作PCの考え方が少しでもあると、電源が入らないなら、電源を交換してみれば…と連想するんですが、パソコンを“完成した製品”として認識している方は、なかなかそこに考えがたどり着きません。
3件中、2件は、同じ形の電源ユニットを仕入れ、交換で無事元通りになりました。問題は、残りの1件の某国内メーカー製一体型デスクトップPCです。
まず、電源ユニット自体が、汎用性がなく、専用の“変なカタチ”です。オマケに一体型なので、液晶画面の電源もこのユニットから取ってるんですが、これがまた専用の変な4pinコネクタになってます。ここまで来ると、もう悪意があるとしか思えませんね。電源なんて、専用のカタチにする必要は全くありません。案の定、ヤフオクで検索してみると、同型製品のジャンク品(電源は入るけど、液晶も映らない、HDDもメモリも何にも無し)が、1万円~2万円で、どんどん落札されてます。出品者への質問欄には、決まって「電源は入りますか?」ばかり。
「やっぱり同じもの探してる人、たくさんいるんだぁ」と、とりあえず傍観しています。そのうち、掘り出し物があれば、落札できればいいな、と思ってます。
このお客様は、結局別の機種に買い替えされることになりました。
下の写真は、今回の3件分の“ガラクタ”。
兵(つわもの)どもが夢のあと…です。
  

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