自営業のお客様。
業務処理と家庭用との兼用で7年前のWindows XPマシンを大事に使われていましたが、最近になって電源系統のトラブルが起きるようになり、修理するより買い替えた方がいいのかなぁ、とご相談を受けました。

使用用途は一般的なウェブ閲覧、エクセル・ワードでの書類作成、iTunesで音楽を聴く、そして業務用の会計ソフトで業務管理など、「ザ・普通!」の王道の使い方です。

これまではデスクトップ(国産メーカー製の一体型)でしたが、設置占有面積から考えてもノートパソコンをご提案し、ご提示された予算内でモノのチョイスは全て任せていただける、という事になりました。

私が選択したのは、ヒューレット・パッカード(HP)製のProBook 4540s。

※低価格なのに高級感のある仕上げは、一見の価値あり!

CPUは敢えて廉価版のCeleron Dual-Core搭載モデルにしました。上位のcore i5モデルにすると、3~4万円高くなります。それより、浮いた予算でメモリを増設することにしました。

巷ではIntelのIvyBridge世代のCore iシリーズが全盛のこの世の中、なぜCeleronモデルにしたのか?

ある程度の知識がある方はご存じのとおり、CPUの強力なパワーが必要な作業というのは「動画エンコード」「大容量画像ファイルの高度な加工」など、一部の専門的な用途に絞られます。もちろん、高速なCPUであるに越したことは有りませんが、上記に記載したような「ザ・普通!」の使い方では、むしろ重要なのはメモリの搭載量なのです。

■CPUが高速 → 何かの処理を命令して、出来上がるのを待つ時間が長いか短いか
■メモリが多い → 様々な命令を出す作業を軽快に行えるかどうか

という違いです。
殆どの方は、動画エンコードが10分待ちか9分45秒待ちか、という違いより、クリックしてウィンドウがさっと開いた方が嬉しいと思います。

という事で、オリジナルの2GB(これはコレでふざけてるんかいっ!と突っ込みたくなる低容量)から8GBへ増設です。

この機種の内部アクセスの良さは、同じHPの他機種はもちろん、他メーカーの殆どの機種を相手にしても、群を抜いて優れています。素晴らしい!!の一言です。
HP4540s裏面001
まず本体を裏返すと、ご覧のとおり、殆どネジが見当たりません。
写真奥のバッテリー(外しています)のすぐ手前に指でスライドさせるラッチが左右にあります。これを両手で同時に内側へスライドさせます。
IMG_1294_s
裏蓋が手前へずらせます。

以上でフタ開け終了。

IMG_1295_s

ご覧のとおり中央付近に青いメモリが見えています。純正の2GBメモリを外し、4GBメモリ2枚をそれぞれのスロットへ差し込めば完了です。
後は、逆の手順でフタをスライドさせ差し込めば「カチャッ」と音がして元通り。

閉じる前についでに眺めて見ると、手前左にはHDD、奥左にはDVDドライブ、手前右側にはBlue toothや無線LANカード、そして右の銀色のカバーの下にはCPUのヒートシンクが見えています。CPUの交換も簡単に出来そうですね。

ホントに惚れ惚れするくらい、良く出来た子です。

ってことで、大容量メモリ搭載になったマシンを手にされたお客様の反応はというと…
もちろん、コストパフォーマンス的に大満足していただきました!

ちなみに、これまでの経験上、メモリの適正量は以下の通りです。(※個人的な感想ですw)

■ Windows XP

512MB
ウィルス対策ソフトが入ってれば、あとはインターネットブラウザを開いただけで空き物理メモリはほぼゼロ。気が長い人向け。

1GB
ネットで調べ物をしながら、ワードやエクセルを開いて作業をする。ついでにiTunesで音楽も流して、ってのも許容範囲内。

2GB以上
一昔前なら、そんなにメモリ積んで、一体何するの?とやっかみ半分で突っ込まれる程の贅沢な環境!

■ Windows 7(64bit版)

1GB
お話しになりません。(32bitでの最低条件、64bitでは不可)

2GB
何の我慢大会ですか?と嫌味を言いたくなるレベルの動作緩慢な状態。

4GB
「ザ・王道!」の普通の使い方が贅沢に出来るレベル。よほどのことがなければメモリスワップは起こりません。(必要なことが全てメモリ内で収まる)

8GB
ディープな使い方にも十分耐える仕様です。アドビ系のメモリバカ喰いソフトを2~3個同時起動しても平気!

16GB以上
楽しそうですね~ってレベルです(笑)